2006年08月11日

絶対音感の必要性

絶対音感について

(2)絶対音感は絶対に必要なのか


絶対音感は本当に必要なのでしょうか‥‥‥

などと言いながら、実は私は絶対音感の生徒さんを抱えております。
「絶対音感は本当に必要か」という疑問を投げかけつつ、
それでもどうしても子供には絶対音感を付けさせたいという
親御さんには、こちらの疑問をすべてお話した上で、
納得していただいた方のみ、お引き受けしております。
しかし、未だに疑問に感じてなりません。
絶対音感は本当に必要なのでしょうか?


絶対音感があると何が出来るのか

実は私自身、絶対音感保持者であります。
一度聴いた曲はすぐに覚えてしまって、
すぐにピアノで弾けてしまいます。。。
音楽の構造が耳で理解出来てしまうので、理論を学んだり、
楽譜を見ることが大変苦痛に感じます。
楽譜に正面から向くことが苦痛になるのです。
これから新しい曲を弾こうとする時にはもちろん楽譜を見ますが、
それも3回くらい弾いたらもう覚えてしまいます。。。
そのかわり?(笑)もしも間違えて譜読みしてしまったら大変です(笑)
その間違えたまま 覚えてしまいます(^^;
先生に指摘されるまで 間違いに気付かなかったりなんて
しょっちゅう。。(汗)
そうなのです、そうやって覚えてしまうので、
楽譜が重たいのです、苦なのです。。
楽譜を読むのが辛いのです。
音を耳で聴いて覚えて弾いてしまう方が、断然ラクなのです。
私はしょっちゅう暗譜で練習してました。
最近はまずは「楽譜、譜読み」から「音」につなげようと
出来るようになったのですが、その前までは本当に苦しかった。。


絶対音感の欠点

これは 絶対音感の欠点だと想います。
とにかく聴いた音をすぐに覚えてしまう。
それも、一音一音全部「ドレミ」に聴こえるので、
絶対音感を持った人の演奏は、おそらくほとんどの人が
「一粒一粒ハッキリしてる」演奏に聴こえるのではないかと 私は感じる事が多いのです。
(これは 私の勝手な感想です。)
一つ一つの音がその固定した「音」そのものなので、
一粒一粒が「独立」してしまうんですね。
だから、ハッキリ聴こえるような気がします。


本当の「音楽」とは?

でも、音楽は一つ一つの音をただ無造作に並べただけでは
「音楽」とは言えませんよね。
そこには一つ一つの音がお互いに関連し合って、
その並びの中に一つのアイデアが生まれてくるような、
その音がどうしてそこにあるのか、それはすごく意味の深いもので
前の音があったからこそ この音があって 
さらに次の音へつなげるのにも意味があって
ここまで理解するのに。。。数十年かかりました。。。


絶対音感持ってるって すごいことなのだと想われがちですが、
それは違うと私は考えています。
絶対音感は、音を「左脳」で聴きます。
音楽感性に非常に重要な右脳で音楽を聴く事が出来ないのです。
ですから、時に絶対音感は、音楽を「心から楽しむ」ために
邪魔な存在になってしまう場合があります。

※絶対音感所持者が必ずしも全員そうだとは限りません※
※あくまでも個人的な主観で書かせていただいております※


音楽を心で感じるには?

絶対音感があるから すごいんじゃないです。
絶対音感があっても すごくないんです。
絶対音感は絶対的に必要なものじゃない。
江口先生のおっしゃるように、「魔法の杖ではないんです」
私はすごくないんです。
いくら耳がよく聴こえても
いくら聴音がすばらしく出来ても
その音楽を「心」で「感じて」、自らの心で「演奏」して、
その曲の裏に深い意味合いが浮かんで来なければ。
演奏するのは、先生じゃない。私。
演奏するのは、私の指じゃない。私。
演奏するのは、私の耳じゃない。私なんです。
私の心。
音楽を心で感じたい♪




posted by 美麗 at 10:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 絶対音感と相対音感
この記事へのコメント
絶対音感がある人ならある人なりの聞き方があるだけでしょ
この文章だと「絶対音感持ちは心で音楽を楽しめない」って言ってるように見える
Posted by at 2014年03月31日 06:46
コメントありがとうございます。
ご指摘ありがとうございます。
この文章は私が以前、絶対音感があるが為に音楽を心で感じる事が出来ないと私が感じていた為に書いた文章です。
それはピアノの鍵盤で「同じ音を違う音色で弾けない、聴けない」という現実があった為に起こった感情でした。
でも必ずしも絶対音感所持者全員がそう感じるとは限らないですよね。

ですので、文章中に
「個人的な主観で書かせていただいています、絶対音感保持者全員がそう感じるとは限りません」という一文を加えさせていただきました。

Posted by 美麗唯 at 2014年03月31日 14:13
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